いつも笑顔で元気です 〜​ 青年海外協力隊サモア紀行〜

​ Hiro Matsukawa 青年海外協力隊2017年度1次隊としてサモア派遣。職種は理科教育。4年間高校理科教員を務め、現職教員特別参加制度を利用し、青年海外協力隊へ参加。サモアの生活をまったりと綴っていきます。

ピュアな心をいつまでも。「White Sunday」とホストファミリー

Malo!!

 

 

10月の第2週末、日本では体育の日で3連休ですよね。

 

ここサモアでも祝日で3連休です。

 

その名も

 

「White Sunday」

 

ホワイトサンデー??

 

簡単に言うと日本の「子どもの日」に相当するものです。

 

なぜWhite Sundayという名前なのかファザーに聞いたら

 

「子ども達のピュアな心をWhiteという言葉で表しているんだ」

 

と言われました。

 

なるほどっと納得すると同時に

 

「大人の心はピュアじゃないってことなの?」

 

と言いかけましたが、子どももいたので飲み込みました。

 

確かに自分の心もサモアの子ども達の心よりはピュアではなく、色で表すと「こげ茶色」くらいな気もするからなぁ。

 

サモアの人達はこの日に何をするかというと、午前中は真っ白な服を着て教会に行きます。(村ごとで違いはありますが)

うちのホストファミリー+近所の子ども達もこんな感じにホワイトです。

 

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そして午後からは、学年ごとに子ども達が村の人達に向けてエンターテインメントと呼ばれるものをします。

 

歌や踊りをしたり

 

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劇みたいな雰囲気で踊るところもあれば

 

 

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ファファフィネさん(男性だけど女性)の超ファニーなダンスもあったり

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White Sunday。とっても楽しませてもらいました。

子ども達のエンターテインメントを観て、自分の心も焦げ茶色から、山吹色くらいには明るくなった気もします。

 

 

 

 

ホワイトサンデーの集合写真ついでに・・・

うちのホストファミリーはこちら

 

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パパ、ママ、カレッジの娘2人、小学生2人の6人。ここに伯父さん、伯母さん、おばあちゃんを含めた9人が我が家のレギュラーメンバー。(あ、あと犬4匹、猫3匹、豚と鶏たくさん。)

 

レギュラーメンバーっていう言い方も家族に対しておかしいですが、日によっては近所の子ども達も一緒にご飯を食べたり泊まっていったりもしている、なかなか自由な環境なのです。

 

正直この歳になってホームステイをさせてもらうことになるとは思ってもいませんでした。

 

でも、いつも笑顔で元気過ぎる、このサモアンファミリーと楽しい時間を過ごしていけたらなぁと思います。

 

1年半サモアで過ごしていたら自分の心もサモアの子ども達と同じようにホワイトに・・・なれる自信はありませんが、「このサモアンファミリーと過ごせてよかった」と思えるような生活にできたらなぁと思います。

 

では、また合う日まで Fa Soifua!!

 

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置かれた場所で咲きなさい。サモアの村が私の置かれた今の場所

Malo!!

 

早いもので10月になりましたね。

日本は涼しくなってきたらしいですが、サモアは相変わらず「夏」です。

先週末にJICAボランティア総会が首都で行われ、同期や先輩隊員といろんな話をしました。

それぞれが、サモアで個性的な過ごし方をしていて、とても興味深かったです。

 

今回は自分のターム休み期間の過ごし方を紹介したいと思います。

サモアの学校は現在2週間のターム休み期間です。

 

 

うちのカレッジでは最初の1週間は「ホリデースクール」と呼ばれるものがあり、Year12,13(高学年)のみ来月サモア全体で行われるNational Examに向けての補習を行っていました。自分も理科の部分のお手伝いをしました。

 

そして普段の土日も含めて、学校が完全に休みの日は、自分は何をしているかというと「家のお手伝い」です。

 

 

村の生活

 

 

自分はLEAUVA’Aという村でのホームステイ隊員なのでサモア人家族と暮らしています。

 

 

 

 

村の生活、楽しいです。

 

 

木を切ったり

 

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バナナの葉っぱを切ったり(切ってるのは伯父さん)

 

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子どもと木々を運んだり

 

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タロイモゆでたり

 

 

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そんなこんなで昼になり、午後は暑いので基本的に活動しません。

 

 

そして、夕方から晩ご飯の準備をしたり、庭の掃除をしたりして、晩ご飯を食べます。

 

夕食後は、ぐうたらテレビを観てたり、こんな感じで勉強したり

 

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自分も家庭教師ばりに算数や数学を教えたり、逆にサモア語を教えてもらったりしています。

 

 

 

自分の家族の生活はだいたいこんな感じ。

 

 

とってもゆったりしていて、いい感じです。

 

人によってはこの環境は暇すぎるとか苦痛とか思うかもしれません。

 

うまくいかないことやイライラすることを環境のせいにしたくなることも多いと思います。もちろん自分もときどきあります。

 

自分の努力で楽しい環境に変えられるなら、その努力をすればいいと思います。

 

ただ、日本でもサモアでも自分の環境を変えることはなかなか難しい。

 

環境を変えることが難しいなら、その環境から離れて別の環境に移るか、環境に対する自分の考え方や行動を変えていければいいのかなって思います。

 

つまらないことや、イライラするようなことも、見方を変えると案外面白いもんです。

 

サモアの村、今のところとっても面白いです。

 

 

 

ちなみにタイトルの「置かれた場所で咲きなさい」は自分が好きな本です。

https://www.amazon.co.jp/dp/B06XXBV6L2/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

環境とか対人関係に対するいろんな考え方が綴ってあります。

 

個人的には「置かれた場所で咲く」というより、「自分で身を置きたい場所に置いて咲く」という考え方のが好きですけどね。

 

では、また合う日まで Fa Soifua!!

 

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帰国まで1年半になりました。「サモアにおける教育の意味」って

 

明日は2017年9月21日。

 

ここはサモア。

 

2019年3月21日にサモアから出国予定。

 

 

「2年間青年海外協力隊としてサモアに行ってきます!」って言ってましたが、正確には少し異なります。

 

自分は現職教員特別参加制度を利用しているので、帰国後に日本の学校で4月からスムーズに働くために派遣期間が短くなって、「2ヶ月の派遣前訓練を含めて2年間」の派遣です。つまりサモア滞在は1年8ヶ月。そして2ヶ月が経過して、今に至ります。

 

つまり、サモアでの生活も残り1年半です。

 

心境としては

 

「あと1年半しかないやん!短過ぎないか?」

 

と感じているので、サモアのことが好きで、楽しく暮らせているのかなぁって思います。

 

でも、そんなこと考えていると焦ってパニックになってしまうので

「まだ1年半もあるやん」って捉えてゆったりやっていこうと思います。

 

 

活動について

 

①この2週間でやってみたこと

・いろんな授業の見学

・Year9(日本の中2に相当)に対して理科の授業

・数学や理科の授業に混じって、机間指導の補助

・化学の実験のサポート

↓↓こんな感じでBTB溶液の使い方を一緒に考えて予備実験したり

 

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実際に生徒にも実験をトライしてもらうようにしたり

↓↓スモールスケールでの水素爆発

 

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生徒も先生も楽しそうにやっていました。

どこまで意味を理解してもらえているかは分かりませんが・・・

でも、先生も「他にも一緒に手伝ってくれ!」みたいな雰囲気はあったので、これから徐々にやっていこうかなって思います。

 

②校長先生と話して決まりつつある、とりあえず10月くらいからやるであろうこと

・理科室設置の手伝い

理科室の設置が決定!

・実験器具の整備と使い方マニュアル作成

・実験マニュアル作成

・実験の講習会(だいぶ先になる気がする)

・Year12,13(高校2、3年レベル)化学の授業の補助

 

③個人的にこんなこともやってみたいなぁ

書いたらめっちゃ長くなったので、これは後日。

 

 

今後の見通し

 

 

今、うちのカレッジには理科教員として

生物の専門が2人、化学、物理の専任はいません。

 

シニアレベル(高校2、3年相当)生物の先生が化学も行っており、なかなか苦しんでいる状況です。(上の写真に写っているプレ先生)

 

ちなみに物理は開講されていない状況です。

 

 

これまでシニアレベルの理科を開講するのがなかなか難しい状況があったようです。

 

理由は教員がいないことと、生徒が理科を選択しないこと。

 

しかし次年度は理科を選択している生徒もおり、開講されるようです。

 

 

 

昨日プレ先生から、

「来年度一緒に化学、物理をやりたい。その1年でなんとかHiroが日本に帰った後も化学や物理を教えられるようになりたい。」

 

そして校長先生も同じような考えを持っている様子。

 

びっくりしました。自分が帰国してからのことまでしっかり考えてくれている。

 

普段はプレ先生、冗談ばっかり言うのです。

 

「明日病気になるから授業よろしく」

みたいな感じで。

 

でも、専門ではない科目に対しても分からない部分を自分に聞きながら、ときには適当に誤摩化しながら取り組んでいる。

 

日本で化学と物理を数年かじっていた程度の自分からたまに学ぼうとしてくれている。

 

こんなちっぽけな自分に何ができるかは分かりません。

 

ただ、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、自分にもサモアでできることがあるかもしれない。

 

プレ先生や校長先生と話してそんなことを感じました。

 

継続的に理科の指導を行っていけるような具体的な方法については、追々まとめていきたいと思います。

 

 

サモアにおける教育の目的

 

最近ぼーっと考えていることです。

 

根本的に、サモアにおける「教育の目的」が何かまだ見出せていません。

 

だから、教員の態度生徒の態度に対して戸惑うこともたくさんあります。

 

きっと「サモアにおける教育の意味」や、「どんな人がどうやって先生になっているか」、「教員として働く理由」、「教員として働く楽しさとは何か」

サモアの人達がこの辺りをどう考えているかが見えてこれば、もう少しサモア学校のことが見えてくるのかな。

 

 

焦らずまったり。

 

 

生徒とも、先生とも徐々にいい関係づくりをしていきたいと思います。

 

 

 

だってまだ

「1年半もあるんだから」

 

 

 

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サモアのカレッジで活動が開始しました。楽しかったことと寂しかったこと。

 

ようやく自分の赴任先のカレッジで1年7ヶ月にわたる活動がスタートしました。

 

まだ1週間しか経ってないけど感じたことの一部を書きたいと思います。

 

サモアの学校について

 

サモアの小学校はYear1〜Year8と呼ばれる8年間です。日本でいうと幼稚園の年長から中学1年生までの感じです。

そして小学校を卒業した子達はカレッジと呼ばれる日本でいう中高等学校に相当するものに通います。カレッジはYear9〜Year13の5年間です。

 

小学校については同期隊員で隣村の「サモアのネギヤン」が1週間で感じたことを分かりやすく書いてくれています↓↓

活動報告 Week1 - サモアのネギヤン

 

というわけで、

 

カレッジについて

 

自分のカレッジは300人程度の生徒に教員が33人(5学年9クラス)。

 

各ホームルームに3人の先生が担任みたいな形でついています。人数だけみると日本より手厚い・・・笑

 

時間割はこんな感じで、しっかり組まれていて、授業時間になったら担当の先生が教室に行って、だいたいこの時間割通りに授業が行われています。

 

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そして活動初日。

 

最初の1〜2週間は見学期間と言われていたと思ったのですが・・・

1人の先生から

 

サモア先生「Hiro! 4時間目のScienceはYouの授業だぜ!」

 

Me「マジで?いきなりで大丈夫なん?」

(まだ学校に着いて2、3時間しか経ってないんだけどなぁ・・・)

 

サモア先生「OK!OK! You are a great teacher!」

 

Me(俺のことなんも知らねーやん・・・)

 

という流れでトライすることに。

生徒のノートを見たところ、天文学の分野で自分が知ってる内容が多かったから、なんとかネタ切れになることなく一緒に勉強できたけど・・・

 

授業はとっても楽しかった

 

生徒の反応はいいし、授業をやりながら、生徒にサモア語を教えてもらったりと、授業の中でコミュニケーションがとれたから。そして、生徒もとってもいい顔していたから。

 

あとあと聞いた話では、既に自分の授業は週に9コマ入っていたことが明らかになりました。(先に言ってくれよ・・)

 

彼らには「予定」とか「準備」という概念がないのかと思いそうになったけれど、ここはサモアです。

サモアでは当たり前なのかもしれません。日本が「しっかりし過ぎている。」のかもしれません。

ストレス感じることなく、のほほんとやっていければいいかなって思っています。

 

最後に

ちょっと寂しかったこと

 

うちのカレッジのクラス編成はこんな感じです。

 

Year9・・・3クラス

Year10・・・2クラス

Year11・・・2クラス

Year12・・・1クラス

Year13・・・1クラス

 

こんな感じで9クラスあります。

 

学年があがるほどクラスが減ります。

 

なぜかというと「ドロップアウト」です。

 

話を聞いたところ、入学した生徒のうち卒業まで学校に通い続けることができるのは半分にも満たないらしいです。

 

もちろんサモアという国の事情やカレッジを卒業するのが当たり前ではない文化や、家の農業で暮らしている子が多いという状況はあるかもしれません。

 

どうしようもないことも多いかもしれないけど、生徒にとって学校が楽しい場所となって欲しいなぁと思います。

 

自分の任務は・・

理科と数学の指導、教員への指導、理科実験について指導、ワークショップの開催、実験環境の整備、実験マニュアル制作etc

 

ってハード面もソフト面も細かいことは数えだしたら、きっともっとたくさんあります。そしてこれからも増えていくと思います。

 

でも、ただのマンパワーとして終わることなく、自分と関わった生徒がほんの少しでも「学校って楽しい」って思えるお手伝いができたらいいなぁって思います。

その過程において自分が「サモアに来た意味」を見出せたらいいのかなぁなんて思います。

 

 

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サモアのおっちゃん達の仕事を体験した話。

みなさん、突然ですがサモアのローカルフードを知っていますか?

そう「タロイモ」です。

 

今回はそのタロイモのプランテーション(畑)で村のおっちゃんと一緒に仕事をしてきた話を綴りたいと思います。

 

まずは村からピックアップトラックの荷台にいろんなおっちゃんを乗せてプランテーションへ。

 

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ちなみに一番左の人はおっちゃんみたいだけど、おばちゃんです

 

そしてタロイモ畑へ到着した後、仕事が始まるかと思いきや、

「Mapu!」(休憩だ!)

 

 

なんもしてないやん。

と思いながら日陰で談笑。

 

その後こんな感じのタロイモ畑で仕事が始まりました。

 

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今回はこの苗植えの手伝いをしてきました。

 

はっきり言って、とっても古典的です。

 

まずは文字通り「木の棒」を地面に何回もぶっさしてぐりぐりして15センチくらいの穴を空けます。

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その穴に苗を置いて

 

ポーズを決める

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以上。

 

この作業を炎天下の中、3〜4時間。

 

なかなか過酷でした。

 

実際このおっちゃん達は週に3回くらいプランテーションで作業をしているらしいです。

 

あれ、週休4日。うん素晴らしい。

 

 

 

そして収穫されたタロイモはこんな感じ。

 

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皮をむいてふかしたものが食卓に並べられます。

 

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美味しそうですか?

味は里芋に近いような、でもなんとも言えない感じです。

出されたときには美味しく頂いています

 

 

今回サモア人のおっちゃん達と仕事をしましたが、

 

サモアの人って本当に無理をしないし、楽しそうに笑ってる。

 

疲れたら休憩。作業しながらもくだらない下ネタで爆笑。

おかげでサモア語のよろしくない言葉をたくさん覚えることができました。

 

そしてこのおっちゃん達は週に3、4日しか働かない。

1日あたり4〜5時間くらいかな。

他の農家はもっと働かない人もいたり、お金がなくなりそうになったら働く人もいたりとか。

 

ニュージーランドで働いている親戚からの仕送りで生活している家族も少なくはありません。

 

 

 

この現状は日本人からしたら、びっくりするような状況かもしれませんが、彼らにとっては当たり前なのかもしれません。

 

何が良いとか悪いとかじゃないけど、その人自身がやりたいことを目的を持ってしっかりやって楽しそうならいいのかなぁって思います。

 

いよいよ、来週から学校に配属されて新しい仕事が始まります。

 

1年半という短い期間ですが、無理せず気張らず、生徒と一緒に「いつも笑顔で元気に」過ごせたらなぁって思います。

 

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満天の星空が輝くサモアの田舎村でビレッジステイ。サモアの小学校でいきなり授業をしてみて感じたこと。

お久しぶりです!

サモアで暮らし始めて、早いもので1ヶ月が経ちました。いよいよ来週からカレッジに赴任して仕事が本格的に始まります。

 

この1週間は「ビレッジステイ」という研修の一環でサモアの田舎の村でホームステイしてきました。

 

 

サモアの村、めっちゃ面白い。

 

伝えたいことは山ほどありますが、今回はサモアの村(Pata Village)における

「小学校」(Pata primary school)

について感じたことについてつらつら書きたいと思います。

 

サモアの小学校はYear1からYear8までの8年間です。

この村の小学校は80人くらい生徒がいるらしい。

 

それに対して先生は3人

 

いやぁ、少ないですね。

 

朝の9時からこんな感じで朝の集会があり、歌やお祈りなどをしていました。

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その後、授業が始まるかと思いきや、「Morning tea!」と先生に言われて

職員室らしき部屋に行ったら、コーヒーとサンドイッチがしっかり出されました。

これぞサモアの「おもてなし」の文化。

 

朝ご飯食べてきたんだけどなぁと思いながら、ひとくちだけ食べて

先生に自己紹介をしていたら

「お前も先生なら授業やっていいよ!」

と突然言われて、

「マジで?いいの?」

って感じで最高学年の算数の授業をやってきました。

内心は日本ですら小学生相手に授業したことないけど大丈夫かなぁと思いながら

とりあえずトライしてみたところ・・・

 

みんなめっちゃ楽しそうに授業を受けてくれました。

子どもが楽しそうだとこっちも楽しくなってしまい、なんだかんだ1時間半くらいやっちゃいました。

 

内容は引き算が危うい子から、三平方の定理を知っている子までいてなかなか格差社会だったけど、みんな楽しそうだったから今回はよしとしよう。

 

 

お昼休みに教室で子ども達が熱唱しながら、踊っていたのを見ていたら

「Sau!! Siva!!」(来い!踊るぞ!)

って感じで言われて、子ども達の歌にのせて適当に踊ってみた。

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なんで自分が踊ったのか、よく分からんかったけど、これも子ども達が楽しそうだったからいいかな。

あ、ちなみに自分が着ている派手なシャツと巻きスカートがサモア男性の正装です。

ふざけているわけではありません。

 

 

翌週も時間があったので学校に顔を出しました。

このときは日本の紹介を写真や動画でしてみたんですが、一番食いつきがよかったのが

自分の高校時代の体育祭の応援合戦の映像。

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紹介後には踊らされたのは言うまでもありません。

 

 

 

もちろん3人の先生達も授業をされていました。

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このクラスはみんな地べたに座って授業を受けていました。

 

たまにこんな子も・・・

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ノート持ってるのに、なぜ椅子をノート代わりにするんだ。

 

いろいろツッコミどころ満載ではありましたが、とてもいい経験をさせてもらいました。

ただ、自分はこの村しかまだ知らないので、サモアの他の学校は違う状況なのかもしれません。

 

最後に改めてサモア語の必要性について・・・

 

小学生はサモア語しか通じない子がとても多かったです。

中には英語ぺらぺらの子もいるけど。

 

村の生活を1週間してこんな会話が子どもとできました。

 

子「Siva! Siva! Iapani Siva!」(日本の踊りを踊ってくれ)

 

me「Ou te manao matamata siva Samoan!」(サモアの踊りが見たいんだ)

 

子「No,No,Siva! Siva! Iapani Siva!」(いやいや日本の踊りを踊ってくれ)

 

me「E te siva Samoan, uma lea Ou te siva Iapani」

(サモアの踊りを踊ってくれた後に、日本の踊りをやってやる)

 

このサモア語が合ってるかは分かりません。

ただ、この会話の後に、子ども達が踊って、その後、自分が踊っていたので、サモア語しか理解できない子達と、通じ合えたのかもしれません。

本当にほんの少しだけ、コミュニケーションがとれた気がして嬉しくなりました。

 

自分の場合、帰国後にサモア語が必要になる機会は皆無だと思います。

でも、サモアの生活を少しでも楽しむため、サモアで自分と関わった人に楽しんでもらうために、彼らが大切にしているサモア語でもっともっとコミュニケーションをとれるようになりたいなぁと改めて実感しました。

言語って何だろうか。学生時代、英語を「受験のため」に勉強していたけど、今、サモア語(と英語)は「いつも笑顔で元気に暮らすため」に勉強している気がします。

そもそも勉強って根本的には「楽しく生きるため」のものなのかなぁとも思いつつ

まとまりはないけど

満天の星空を眺めながら、そんなことを感じた村でのLast nightでした。

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サモア語の語学訓練が始まりました。サモア語を勉強する意味って・・・

今週からサモア語の語学訓練が始まりました。

 

訓練は午前3時間、午後3時間の1日6時間。

 

英語でサモア語の授業を受けています。

 

ちなみにサモア語はこんな感じ。

 

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文法とかの理屈は訳分からん感じですが、

 

習ったことがサモア人に伝わるのは本当に楽しい。

 

 

サモアって英語は通じるの?

 

まだ10日ですが、首都のアピアでは

大人はそこそこ英語が通じます。

 

でもサモア語でコミュニケーションがとれると

サモアの人はとっても嬉しそうな顔をしてくれます。

 

きっとこれが今自分がサモア語を勉強している

意味なのかなぁって感じます。

 

2年後に帰国したとき

きっとサモア語が役に立つことはありません。

 

でも、そんなことは関係なくって、

今自分はサモアに住んでいるのだから、

サモア人が大切にしているサモア語を一生懸命習得したい。

 

自分がサモア人になることはできません。

日本人の自分がサモアの文化を完全に

理解することもできないと思います。

 

でも同じ言葉を話して、同じような生活をして、サモアのことを好きになろうとすれば、楽しむことはできるんじゃないかなぁって思います。

 

ドミトリーに帰ってきてからも

「このOuがIって意味?」

みたいな感じでみんなで協力して

サモア語を謎解きみたいに解読して

楽しく勉強しています。

 

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最後に、今日は広島原爆投下されて72年。

サモアにいても日本のことを

しっかりと意識していたいなぁって思います。

 

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