いつも笑顔で元気です 〜​ 青年海外協力隊サモア紀行〜

​ Hiro Matsukawa 青年海外協力隊2017年度1次隊としてサモア派遣。職種は理科教育。4年間高校理科教員を務め、現職教員特別参加制度を利用し、青年海外協力隊へ参加。サモアの生活をまったりと綴っていきます。

サモアのお葬式に参加して感じた「生きる」ということ。

 

 

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Malo!!

 

2017年も残すところあと1日。

 

この1年。思い返せば本当にいろいろなことがありました。

 

1月〜3月は愛知県で高校3年生の担任として、教え子達の高校生活ラストスパートの熱い時間をともに過ごし、彼らを次のステージへ送り出し・・・

 

4月〜6月は駒ヶ根の訓練所へ入所し、素敵な人たちからたくさん学ぶことができ・・・

 

7月末には、サモアという自分の次のステージへ本当に多くの人から送り出してもらえました。

 

あれから月日が流れること5月。新しい1年が始まろうとしている。

 

住む場所も変わり、多くの人に出会い、めまぐるしい1年であったけれど、本当に楽しい1年でした

きっと常に自分がやりたいことを追求できたからだと思います。

 

 

 お葬式に参列

 

 

そんな中、昨日大切な人のお葬式に参列してきました。

 

亡くなられたのは、パタビレッジと呼ばれるサモアにある小さな村の牧師さんの奥さん。

 

このビレッジはサモア到着直後に1週間ビレッジステイをさせていただいた村です。

 

彼女は僕たちJICAボランティア受入の管理や、ステイ期間を充実させてくれるためのコーディネイトをしてくださりました。

 

 

そんな彼女の訃報が届いたとき、信じられない気持ちでいっぱいでした。

 

44歳という若さで、子どももまだ小さいのに。

 

首都で偶然会った時もあんなに元気そうだったのに。

 

いろんな感情がかけめぐりました。

 

 

そして昨日お葬式に参列させていただきましたが、村中の人や海外からの親戚等も集まっており、2〜300人くらいは参列していたと思います。

 

村の中心的な存在であり、誰からも愛されて幸せな人生を送られていたことが伝わってきました。

 

そんな中、村のある女の子と話していたときに。

 

「She passed away because of doctor…」

(彼女が亡くなったのは医者に原因がある)

 

というフレーズを耳にしました。

 

彼女は「デング熱」を発症し、点滴等で治療を始めた途端に様態が悪化して倒れてしまったと。

 

村の中学生くらいの女の子からのみの情報なので、どこまで正確かは分かりません。

実際適切な治療であったのではないかとも思います。

 

でも、もし別の形で治療ができていたら・・・

 

何か気づかなければならない他の要因があったのに見逃していたとしたら・・・

 

などと、医者でも医療の専門家でもないのに考えて1人やるせない気持ちになっていました。

 

そして葬儀が終わり、お別れと感謝の気持ちを告げ、自分の村へ帰りました。

 

「生きる」ということ

 

今回の一件で改めて考えました。

「生きる」ということ。

 

何気ない日常を過ごしていると、生きているのが当たり前と錯覚してしまいます。

 

しかし、身近な人の死を目の当たりにして、「生きていることには特別な意味がある」と感じました。

 

 

じゃあ自分にとってのその「意味」はなんなのか。

 

自分は「意味」は後付けされるものと考えています。

 

はっきり言って今生きている意味はちょっとよく分かりません。

 

でも、過去の出来事を振り返ってみると、ブログタイトル通り「笑顔で元気」な自分や仲間がそこにはいました。それだけで十分な気がするんですね。

 

そのときの自分は意味なんか考えずにがむしゃらに目の前のことに取り組んでいただけです。

 

ただ、改めて振り返ったときに、初めてそこに大きな意味が存在していたことに気づく。

 

きっとその繰り返しなのかなって。

 

だから今生きている意味が曖昧でも、目の前の大切な人達、日本にいる大切な人達が「いつも笑顔で元気」に過ごせるように行動していけば、きっとそこに大きな「意味」が後付けされる。そんな気がします。

 

もっぱら自分の場合はその意味はブログタイトルにあるような、「いつも笑顔で元気」に自分も仲間も過ごすこと。に収束することが多いですけどね。

 

大きな成果を求めて、身の丈に合わない行動をするのは自分にとっては難しい。

 

だからこれからも、身近な人のために、自分ができること、自分がやっていて楽しいことを継続してやり続ける。

 

そうすればきっと後からその行動の意味は見えてくるのかなぁって思います。

 

大きなことはできないけれども、続けることは自分にはできる。

それが自分の生き方なのかもしれません。

 

 

抽象的な話になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

2018年も肩肘張らずにまったり自分のペースでやっていきたいと思います!

 

それではみなさんよいお年を!

Fa soifua!!

 

 

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俺は中国人ではなく日本人。でも重要なのは国籍なんかじゃなかった。

Malo!!

 

チャリデビューから1ヶ月程経ちました。

 

チャリデビューについての記事はコチラ↓↓

 

チャリ隊員デビュー! 日常の小さな変化が大きなきっかけ - いつも笑顔で元気です 〜​ 青年海外協力隊サモア紀行〜

 

 

この1ヶ月、毎日往復10キロの道のりを爆走しております。

 

今回はサモアの村の道のりとそこで感じたことを綴ります。

 

 

 

サモアの村の日常

 

 

朝日とともに出発。

 

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こんな南国っぽい景色が延々と続きます。朝の涼しい時間は(25℃くらい)本当に気持ちいい。

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子ども達がくつろいでたりもします。

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野生の犬が現れた。

 

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余裕ぶっこいて写真撮っていたら「何撮ってんだクソ野郎!」って感じで追いかけてき

ました。

リスクをものともせず、ギリギリまでシャッターチャンスを伺い、追いかけてくる瞬間を激写。 

この後、足がはち切れるほどモリコギして全力で逃げたのは言うまでもありません。

 

 

 

 

野生のおっちゃんが現れた。

 

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 マリオにしか見えません。でも、笑顔に癒されますね。

 

 

 

ようやく学校に到着

これが活動先のカレッジです。

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俺は日本人だ!・・でもなんか違う

 

サモアには中国人経営のお店がたくさんあるので、とっても中国人が多いです。

そのせいか、チャリをこいでいると

 

「Malo!! Saina!」

(やっほー!中国人さん!)

 

と村の子どもに手を振られながら叫ばれることは日常茶飯事。

初めの頃はこっちも

 

「Leai!Iapani!」

(ちげぇよ!日本人だわ!)

 

って手を振り返して叫んでいました。

別に中国が嫌いとか一切ないけど、ただ日本人として認識して欲しかった。

 

 

 

このやり取りを1週間くらいしていると

 

「Malo!! Iapani!」

(やっほー!日本人さん!)

 

 

と叫ばれるようになりました。

 

 

何か違う・・

 

 

日本人として認識してくれているのは嬉しい。

 

でも、何かすっきりしない。

 

そこで「Malo!! Iapani!」と言われる度に、折り返して村人に自己紹介をしてみた。

 

「Hiroっていうんだ。サガガカレッジで働いててLeauva’aって村に住んでるんだぜ!・・・」的なことをサモア語で。

 

 

自己紹介トライ初日、片道20分くらいの道のりに1時間以上かかりました。

 

自己紹介してるとついついおしゃべりしちゃうんですよね。

 

もちろんさっきのマリオにも自己紹介済みです。

 

自己紹介通勤を1週間くらいしていると

 

「Malo!! Hiro!!」

 

と多くの村人が声をかけてくれるようになってきました。

 

そこでしっくりきたんですね。

 

日本人とか中国人じゃなくて、個人として認識して欲しかったんだ」と。

 

村人に個人として認識されたからといって、何かメリットはあるかと言われたら、特に何もありません。

 

でも、「Malo!! Hiro!!」と声をかけてくれると自然とこっちも笑顔になって元気が出てきます。

挨拶されたら挨拶を返して、おしゃべりをする。普通のことかもしれないけど、頑張ってサモア語で話そうとすると、彼らもウェルカムモードで楽しそうにしてくれる。まずはそれだけで十分なのかなぁとも思います。

 

 

日本人だからできること・・じゃない

 

 

活動においても「日本人だから・・」っていう風に考えてもしょうがない気がするんですよね。

日本人って1億人以上いて、ひとりひとりみーんな違うんだから。

「自分だから」できることや、やりたいことをやっていけばいいのかなぁと思います。

 

同じように「サモア人は・・・」って言う風にサモアの人達を一括りにすることなく、出会った人ひとりひとりに目を向けて、リスペクトして過ごして行きたいものですね。

 

いつかの担任の先生がこんなことを言っていたのを思い出しました。

 

「みんな違って、みんないい」

 

周りの隊員と比べちゃう今日この頃だけど、「自分」にできることを少しずつやっていこうと思います。

 

 

それではまた会う日まで!

Fa soifua!!

 

 

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「やるべきこと」がないサモアの師走。〜「やったるぜ!」って思えることを〜

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Malo!!

 

気づけば師走12月。

 

しばらく更新が途絶えてました。

 

何故かって?

 

超ゆったりした生活で、更新する程のことが最近なかったから。

 

サモアのカレッジは11月半ばで授業が終わりました。

その後2週間かけて国内統一テストを行いました。

 

その後2週間学校の大掃除やら教室設営やらの「仕事」をしています。(今ここ)

 

教室をタイルばりに変えたり

 

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新しい教室を作ったり

 

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自分も生徒と一緒に「ウェーイ」って感じで盛り上がりながら手伝っていました。

 

そしてこれらの「仕事」が終わった来週Prize giving と呼ばれる卒業式兼表彰式的なもので今年度が終わり、7週間の休暇に入ります。

 

 

 

7週間です。

 

 

 

 

つまり次の授業は2月です。

 

最後の授業が11月上旬なので3ヶ月授業がないです。

 

 

 

くっそ長ぇぇ。。。

 

 

 

その間、学校側からは特に「やるべきこと」は与えられてはいません。

 

 

同僚のサモア人の先生達は、成績処理やら「仕事」でそこそこ忙しそうにしているんですが、書類の書き方などが決まっていて、なかなかそこを手伝うのは難しい。

 

 

 

つまり、何もやらなかったら超暇です。

 

 

 

何をやろうか

 

今までの日本での生活は常に自分が「やったるぜ!」って思えることが与えられていました。

 

 

学生時代なら「勉強」「ハンドボール」「学校行事」など

教員としては「授業」「ハンドボール」「子ども達に対する全て」など

 

これらはほとんど「自分の立場によって生み出されたこと」です。

 

じゃあ今の自分の立場は

 

「サモアのカレッジで活動する理科が得意なボランティア」

 

この立場から生み出される「やったるぜ!」って思ったこと。

というより最近ぼんやり思い始めたことは2種類。

 

「カレッジ内での理科教育」と「サモア全体での理科教育のちょっとしたお手伝い」

 

 

カレッジ内での理科教育

 

これは大きく2つ「授業」と「実験」。

 

現在我がカレッジには「化学」「物理」を専門とする先生がいません。

その結果、「専門外の先生ができる部分だけ教える」か「化学、物理を開講しない」という状況です。

来年からは「今後化学物理を継続して指導する教員と一緒に」化学物理の授業を担当する予定です。(授業始まるの2月だけど・・・)

 

そして実験についてはとりあえずゴミの山かって思っていた実験器具を分野ごとに分けて、段ボールに詰めて整理しました。

 

Before

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After

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例の「仕事」の時間を自分はこの「仕事」をしていました。

(まだ使える状況まではいけていませんが・・・)

 

来年はこの「授業」と「実験」で生徒と盛り上がりたい。家づくりとかだけで生徒とウェーイって盛り上がるだけではなくね・・

 

 

 

サモア全体での理科教育のちょっとしたお手伝い

 

こちらはまだ曖昧だけど

「教材作成」に気合いを入れてやっていこうと思っています。

 

サモアの理科教育の問題の1つに「教材不足」があるんじゃないかなぁと勝手に思っています。

 

小学校は教科書がありません。

 

カレッジも指導要領に「○○参照」という形で

「この本のこの部分読んで授業してね〜」ってな感じでした。

 

そりゃあなかなか先生達も何をどう教えていいか難しいよなぁ。

 

「生物」「化学」に関しては過去の隊員が作成したワークブックが存在しており、実際にうちのカレッジの先生はそれを利用して授業を行っていました。

 

しかし

 

物理はない → 俺って物理の先生やん。→ よし作ろう。

→作成開始(今ここ)→ 完成(8月)→サモア全体に配布(12月)

→ 大好評 → サモアの英雄 → 殿堂入り

 

ふざけてるシナリオだけどこれぐらい前向きに考えながらやった方が楽しくなりそうかなって。

 

あとは、実験器具だけあるけど、使い方とか維持方法を広めるためのマニュアル本を作ったり、これから先生になる人に向けて実験の楽しさを伝えたりとか、その他理科以外にもいろいろ・・・

 

「やったるぜ!」って思える種となることはいろいろありますが、

 

「言うは簡単、行うは難し」っていう口だけ野郎で殿堂入りには程遠い状況です。

 

 

 

「やるべきこと」って・・・

 

長々書きましたがこの中に誰かに何か言われた「やるべきこと」は一切ないんですよね。

 

日本にいたときは「やるべきこと」が多く存在していて、それを自分の「やりたいこと」と重ね合わせて、「やったるぜ!」って自分を鼓舞していたことが多かったり、「やりたい!」って思ったことが実は仕事の一部で「やるべきこと」でもあったことが多かったりしたような気がするんですね。だから行動しやすかった。

 

それに対して今の環境「やるべきことがない」けど、ちょっとずつでも「やったるぜ!」って思えることを日本とは違った方法で発掘していきたいと思います。きっとそれはサモアでしかできないから。なんかワクワクしてくるね!

 

ただ、最後に一言

 

構想だけで何も行動してない。

 

ポジティブな内容に見えるかもしれないけど、実はモヤモヤや焦りハンパない。

 

 

でも、1年後にこの記事を読み返したときに「やったったぜ!サモア最高!」ってサモアの人達と笑っている自分を想像して・・・Fa soifua!!

 

 

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サモアの伝統0円料理「ウム」〜便利すぎる世の中だけど〜

Malo!!

 

 

今日はサモアの伝統料理法の「ウム」を紹介します。

 

ウム料理はサモアの蒸し料理です。

我が家では日曜日によく行われます。

 

それではサモアの1時間クッキングのお時間です!

 

 

まずは石を加熱します。

 

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これ、ハンパなく熱いっす。

 

 

 

そしてこれを平らに広げます

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さすがに熱すぎるので長い棒を使ってますね。

 

なんなら熱過ぎて気の棒がバーニングしています。

 

 

 

そしてその上に食材をのせます。

本日の我が家の食材はウル(ブレッドフルーツ)とバナナです。

調子いいときは魚や、タロイモなどを入れるときもあります。

 

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その上にハンパなく熱い石をのせます。

 

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そっから蒸すためにバナナの葉を大量に被せます。

 

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待つこと30分

いよいよオープンです。

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熱すぎてバナナの葉もしわくちゃっすわ。

 

この熱すぎる葉を彼らは素手でオープンしていきました。

 

「端っこは熱くないんだ!」って言ってたのでトライしてみたけど、マジで熱すぎて2秒で諦めました。

 

オープンした様子はこんな感じ。

 

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ちょっとやりすぎたらしく、焦げていました。

そしてら彼らはこの蒸し焼き直後のあっつあつのウルをも素手でいきました。

 

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「あっちい!あっちい」とお手玉みたいな感じで。

トングっぽいものを渡そうとしたら

「サモアんスタイル」と言われて素手で継続していました。

 

火傷を恐れずともサモアのスタイルを貫く彼らの愛国心に敬意を表します。

 

そして出来上がったウルはこんな感じ。

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味の雰囲気的には甘みがあんまりないさつまいもみたいな感じでしょうか。

 

個人的には結構好きです。

 

調子いいときは、ウルにココナッツクリームをかけて食べたりもします。

 

 

いかがでしょうか。ウム料理。

 

 

材料は全て庭に生えているものなので無料

 

また光熱費も無料

 

とってもエコでリーズナブルなウム料理。

 

最初にこの料理法を思いついた人のアイデアはどっからでてきたか、本当に疑問です。

 

きっと彼らの、身のまわりに存在するものだけで、生き抜こうとする熱意から生まれたのでしょう。

 

便利すぎる世の中だけれど、自然から得られるものだけで生き抜く生活もなかなか面白いものですね。

 

でも、実際サモアでも世界の科学技術の進歩によって世の中いろいろなものが便利になっています。

 

理科教員として、科学技術の意味や、原理を考えることが多いのですが、この「ウム」料理のように科学技術を勉強していなくても「伝統文化」を踏襲することで、美味しい素敵な料理が食べられる。

 

理科教育として何をどう伝えていくことがベストなのか・・・永遠の課題ですね。

 

 

みなさんもご家庭でサモアの「ウム」料理、是非試してみてはいかがでしょうか。

 

それではまた会う日まで!

Fa soifua!

 

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大きなことはできないけど、小さなことを続けることはできる 〜サモアで迎える誕生日〜

 Malo!!

 

11月9日。無事に27歳になることができました!

 

家族、日本の友人、そして世界中の協力隊同期からたくさんのメッセージをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

本当にありがとうございました。

 

1年前は部活でお祝いしてもらったり、クラスの子からこんなプレゼントをもらったりしたことが懐かしいなぁ。(用途がよく分からないものもあったけど・・)

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海外で迎える初めての誕生日

 

自分の誕生日だからといってサモアにおいては、いたって普通の平日です。

 

朝から学校に行き、普通に活動をして、帰宅しました。

 

そして夜ご飯を食べ終わったあと

 

「Hiro!、Sau!」(ヒロ!ちょっと来い!)

 

 

と呼ばれて行ったら、なんとホストファザーがケーキを用意してくれていました!

 

すると

「Ia, Manuia le asofanau!」 (Happy birthday )

 

と言われ、あの有名なハッピーバースデートゥーユーの歌を歌ってくれました。

 

その後、日本ではロウソクの火をフーっと消すのが一般的ですが

サモアでは主役がケーキ入刀するのが儀式のようです。

 

結婚式かよと思いながら包丁を入れたら、物凄い勢いで盛り上げてくれました。

 

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幸せいっぱいな気持ちで次の日を迎えて学校に行くと、ある1人の先生から

 

「昨日誕生日だったのか?でも、日付変更線が変わる前だったら、まだお前の誕生日だ!お祝いするぞ!」

 

(サモアは今は世界で一番早く明日を迎える日ですが、数年前に日付変更線が変わって、それまでは世界で一番最後に今日を終える日でした)

 

ちょっと強引な気もしたけど、朝の職員朝礼の終わりに先生達が歌を歌ってくれて、もともとなんか別の目的で飾られていたトロフィーをくれました。

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もっと伝えたい

 

 

今回サモアでいろんな人がお祝いしてくれましたが、感謝の気持ちを全部言葉で伝えることができない自分がいました。

 

本当はもっと伝えたい。でもサモア語だとやはり難しい。

だけどサモア語で一生懸命伝えるようとすると、相手も理解しようとしてくれる。伝わったときはお互い笑顔になれる。

きっとその過程をずっと続けていくことで、本当に伝えたいことが伝わる日がくるのかなぁって信じて頑張ります。

 

自分の存在意義とサモアでできること

 

いろんな人が誕生日をお祝いしてくれて、改めて自分を気にかけてくれている人、受け入れてくれている人がいることを実感しました。

 

そこで、ふと「サモアでできること」ってなんだろうかと考えました。

 

 

 

大きなことはできない。

 

 

 

たった一人の日本人がサモアに来たからといって、インパクトのある大きなことをやり遂げるのは難しい。

 

でも身近な人に対してほんの小さいことを継続して行うことはできるなかなぁと思います。

家族の子どもと毎日ゴミ拾いや掃除を一緒にやること、頑張ってサモア語でコミュニケーションをとることなど…

本当に小さいことだし、お互い顔と名前が一致するぐらい狭いコミュニティの中だけの話だけど、ひとりひとりを大切にして小さなことを継続することで、ちょっとずつ絆が生まれて彼らと一緒にもっと楽しくやっていけるかなぁと思います。

 

大きなことをいきなりやり遂げることはできないけど、小さいことを続けることなら自分にはなんとなくできそうな気がするんですよね。  

 

 

そんなわけで27歳になりましたがこれからも変わらずよろしくお願いします!

それではまた会う日まで!

Fa soifua!

 

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チャリ隊員デビュー! 日常の小さな変化が大きなきっかけ

Malo!

 

お久しぶりです!

 

気づいたら前の更新から3週間ほど経過していました^^;

 

とういうのも、先週思いっきり体調を崩してしまいました。

 

39度くらいの高熱が3〜4日続き、身体の節々の痛みが止まらず、完全に活動休止状態。

 

デング熱の疑いもあり、病院等にも行きましたが、結果としては特に何もなく、今は元気です!

 

ボランティア調整員の方が村(首都まで20分くらい)まで迎えにきてくれたり、ドミトリー(JICAボランティアのための宿泊施設)でハンパなく美味しいお粥を作ってくれた先輩がいたりして、いろんな人の優しさに救われ泣きそうでした。みなさん本当に感謝感謝です。

 

ただ、1週間も休んでいると、「何やってんだ俺・・」状態でメンタル的に無気力になったり、全てのことをネガティブに考えてしまう自分がいましたね。

そもそも体調崩したのが大学時代のインフルエンザ以来だったので、約6年ぶり。そりゃネガティブにもなりますわな。

 

やっぱり自分は、とにかく動いて喋って、空回りするくらいのが楽しく過ごせるのかなぁって改めて実感。

 

 

そんなモヤモヤしている中、ビッグニュース!!

 

 

 

 

 

 

チャリンコ隊員になりました!

 

 

 

 

 

 

ジャジャ〜ん!!

 

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なかなかいいチャリでしょ!?

 

 

サモアでは協力隊員は基本的にチャリ禁止ですが、家から職場まで3キロ以上離れていて公共交通機関がない場合は赴任2ヶ月後から認められます。

おそらくサモア隊員では自分1人だけです。

 

今まではホストファザー兼校長先生の車で送り迎えしてもらっていたのですが、なんせ朝が早過ぎる。出勤前に教会に行くため5時半発←2ヶ月間よく頑張ったぞ俺。

 

これからは片道5キロの道のりを毎日チャリで駆け抜けます。

 

学生時代に愛知から福岡までチャリで行ったり、九州をチャリで駆け回っていたチャリ好きの自分にはとってもモチベーションが上がるニュースです。

 

 

一番楽しいのはチャリこいでいると、村人や教え子が話しかけてくれたり、食べ物を分けてくれたりもします。サモアのあったかい雰囲気に包まれて、さらにサモアの村の生活に根付いていきそうな勢いです。

 

 

そして毎日アップダウンの激しい道のりを10キロもこいでいたら、帰国する頃には太ももの筋肉が異常な発達をみせるかもしれません。

 

赴任から2ヶ月経って、なんとなくマンネリ化している部分もありましたが、チャリンコ隊員デビューをきっかけに、モヤモヤも吹っ飛ばして頑張っていきたいと思います。

 

本来の活動とは全く関係ない部分だけど、ルーティンが変われば、もっと楽しくなる新しいアイデアもでるもんです。

日常のほんのわずかな変化が自分も含めた誰かの大きなきっかけになることがあるかもしれませんしね。

 

それではまた会う日まで!

Fa soifua!

 

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ピュアな心をいつまでも。「White Sunday」とホストファミリー

Malo!!

 

 

10月の第2週末、日本では体育の日で3連休ですよね。

 

ここサモアでも祝日で3連休です。

 

その名も

 

「White Sunday」

 

ホワイトサンデー??

 

簡単に言うと日本の「子どもの日」に相当するものです。

 

なぜWhite Sundayという名前なのかファザーに聞いたら

 

「子ども達のピュアな心をWhiteという言葉で表しているんだ」

 

と言われました。

 

なるほどっと納得すると同時に

 

「大人の心はピュアじゃないってことなの?」

 

と言いかけましたが、子どももいたので飲み込みました。

 

確かに自分の心もサモアの子ども達の心よりはピュアではなく、色で表すと「こげ茶色」くらいな気もするからなぁ。

 

サモアの人達はこの日に何をするかというと、午前中は真っ白な服を着て教会に行きます。(村ごとで違いはありますが)

うちのホストファミリー+近所の子ども達もこんな感じにホワイトです。

 

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そして午後からは、学年ごとに子ども達が村の人達に向けてエンターテインメントと呼ばれるものをします。

 

歌や踊りをしたり

 

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劇みたいな雰囲気で踊るところもあれば

 

 

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ファファフィネさん(男性だけど女性)の超ファニーなダンスもあったり

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White Sunday。とっても楽しませてもらいました。

子ども達のエンターテインメントを観て、自分の心も焦げ茶色から、山吹色くらいには明るくなった気もします。

 

 

 

 

ホワイトサンデーの集合写真ついでに・・・

うちのホストファミリーはこちら

 

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パパ、ママ、カレッジの娘2人、小学生2人の6人。ここに伯父さん、伯母さん、おばあちゃんを含めた9人が我が家のレギュラーメンバー。(あ、あと犬4匹、猫3匹、豚と鶏たくさん。)

 

レギュラーメンバーっていう言い方も家族に対しておかしいですが、日によっては近所の子ども達も一緒にご飯を食べたり泊まっていったりもしている、なかなか自由な環境なのです。

 

正直この歳になってホームステイをさせてもらうことになるとは思ってもいませんでした。

 

でも、いつも笑顔で元気過ぎる、このサモアンファミリーと楽しい時間を過ごしていけたらなぁと思います。

 

1年半サモアで過ごしていたら自分の心もサモアの子ども達と同じようにホワイトに・・・なれる自信はありませんが、「このサモアンファミリーと過ごせてよかった」と思えるような生活にできたらなぁと思います。

 

では、また合う日まで Fa Soifua!!

 

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