いつも笑顔で元気です 〜​ 青年海外協力隊サモア紀行〜

​ Hiro Matsukawa 青年海外協力隊2017年度1次隊としてサモア派遣。職種は理科教育。4年間高校理科教員を務め、現職教員特別参加制度を利用し、青年海外協力隊へ参加。サモアの生活をまったりと綴っていきます。

満天の星空が輝くサモアの田舎村でビレッジステイ。サモアの小学校でいきなり授業をしてみて感じたこと。

お久しぶりです!

サモアで暮らし始めて、早いもので1ヶ月が経ちました。いよいよ来週からカレッジに赴任して仕事が本格的に始まります。

 

この1週間は「ビレッジステイ」という研修の一環でサモアの田舎の村でホームステイしてきました。

 

 

サモアの村、めっちゃ面白い。

 

伝えたいことは山ほどありますが、今回はサモアの村(Pata Village)における

「小学校」(Pata primary school)

について感じたことについてつらつら書きたいと思います。

 

サモアの小学校はYear1からYear8までの8年間です。

この村の小学校は80人くらい生徒がいるらしい。

 

それに対して先生は3人

 

いやぁ、少ないですね。

 

朝の9時からこんな感じで朝の集会があり、歌やお祈りなどをしていました。

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その後、授業が始まるかと思いきや、「Morning tea!」と先生に言われて

職員室らしき部屋に行ったら、コーヒーとサンドイッチがしっかり出されました。

これぞサモアの「おもてなし」の文化。

 

朝ご飯食べてきたんだけどなぁと思いながら、ひとくちだけ食べて

先生に自己紹介をしていたら

「お前も先生なら授業やっていいよ!」

と突然言われて、

「マジで?いいの?」

って感じで最高学年の算数の授業をやってきました。

内心は日本ですら小学生相手に授業したことないけど大丈夫かなぁと思いながら

とりあえずトライしてみたところ・・・

 

みんなめっちゃ楽しそうに授業を受けてくれました。

子どもが楽しそうだとこっちも楽しくなってしまい、なんだかんだ1時間半くらいやっちゃいました。

 

内容は引き算が危うい子から、三平方の定理を知っている子までいてなかなか格差社会だったけど、みんな楽しそうだったから今回はよしとしよう。

 

 

お昼休みに教室で子ども達が熱唱しながら、踊っていたのを見ていたら

「Sau!! Siva!!」(来い!踊るぞ!)

って感じで言われて、子ども達の歌にのせて適当に踊ってみた。

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なんで自分が踊ったのか、よく分からんかったけど、これも子ども達が楽しそうだったからいいかな。

あ、ちなみに自分が着ている派手なシャツと巻きスカートがサモア男性の正装です。

ふざけているわけではありません。

 

 

翌週も時間があったので学校に顔を出しました。

このときは日本の紹介を写真や動画でしてみたんですが、一番食いつきがよかったのが

自分の高校時代の体育祭の応援合戦の映像。

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紹介後には踊らされたのは言うまでもありません。

 

 

 

もちろん3人の先生達も授業をされていました。

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このクラスはみんな地べたに座って授業を受けていました。

 

たまにこんな子も・・・

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ノート持ってるのに、なぜ椅子をノート代わりにするんだ。

 

いろいろツッコミどころ満載ではありましたが、とてもいい経験をさせてもらいました。

ただ、自分はこの村しかまだ知らないので、サモアの他の学校は違う状況なのかもしれません。

 

最後に改めてサモア語の必要性について・・・

 

小学生はサモア語しか通じない子がとても多かったです。

中には英語ぺらぺらの子もいるけど。

 

村の生活を1週間してこんな会話が子どもとできました。

 

子「Siva! Siva! Iapani Siva!」(日本の踊りを踊ってくれ)

 

me「Ou te manao matamata siva Samoan!」(サモアの踊りが見たいんだ)

 

子「No,No,Siva! Siva! Iapani Siva!」(いやいや日本の踊りを踊ってくれ)

 

me「E te siva Samoan, uma lea Ou te siva Iapani」

(サモアの踊りを踊ってくれた後に、日本の踊りをやってやる)

 

このサモア語が合ってるかは分かりません。

ただ、この会話の後に、子ども達が踊って、その後、自分が踊っていたので、サモア語しか理解できない子達と、通じ合えたのかもしれません。

本当にほんの少しだけ、コミュニケーションがとれた気がして嬉しくなりました。

 

自分の場合、帰国後にサモア語が必要になる機会は皆無だと思います。

でも、サモアの生活を少しでも楽しむため、サモアで自分と関わった人に楽しんでもらうために、彼らが大切にしているサモア語でもっともっとコミュニケーションをとれるようになりたいなぁと改めて実感しました。

言語って何だろうか。学生時代、英語を「受験のため」に勉強していたけど、今、サモア語(と英語)は「いつも笑顔で元気に暮らすため」に勉強している気がします。

そもそも勉強って根本的には「楽しく生きるため」のものなのかなぁとも思いつつ

まとまりはないけど

満天の星空を眺めながら、そんなことを感じた村でのLast nightでした。

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