いつも笑顔で元気です 〜​ 青年海外協力隊サモア紀行〜

​ Hiro Matsukawa 青年海外協力隊2017年度1次隊としてサモア派遣。職種は理科教育。4年間高校理科教員を務め、現職教員特別参加制度を利用し、青年海外協力隊へ参加。サモアの生活をまったりと綴っていきます。

サモアのカレッジで活動が開始しました。楽しかったことと寂しかったこと。

 

ようやく自分の赴任先のカレッジで1年7ヶ月にわたる活動がスタートしました。

 

まだ1週間しか経ってないけど感じたことの一部を書きたいと思います。

 

サモアの学校について

 

サモアの小学校はYear1〜Year8と呼ばれる8年間です。日本でいうと幼稚園の年長から中学1年生までの感じです。

そして小学校を卒業した子達はカレッジと呼ばれる日本でいう中高等学校に相当するものに通います。カレッジはYear9〜Year13の5年間です。

 

小学校については同期隊員で隣村の「サモアのネギヤン」が1週間で感じたことを分かりやすく書いてくれています↓↓

活動報告 Week1 - サモアのネギヤン

 

というわけで、

 

カレッジについて

 

自分のカレッジは300人程度の生徒に教員が33人(5学年9クラス)。

 

各ホームルームに3人の先生が担任みたいな形でついています。人数だけみると日本より手厚い・・・笑

 

時間割はこんな感じで、しっかり組まれていて、授業時間になったら担当の先生が教室に行って、だいたいこの時間割通りに授業が行われています。

 

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そして活動初日。

 

最初の1〜2週間は見学期間と言われていたと思ったのですが・・・

1人の先生から

 

サモア先生「Hiro! 4時間目のScienceはYouの授業だぜ!」

 

Me「マジで?いきなりで大丈夫なん?」

(まだ学校に着いて2、3時間しか経ってないんだけどなぁ・・・)

 

サモア先生「OK!OK! You are a great teacher!」

 

Me(俺のことなんも知らねーやん・・・)

 

という流れでトライすることに。

生徒のノートを見たところ、天文学の分野で自分が知ってる内容が多かったから、なんとかネタ切れになることなく一緒に勉強できたけど・・・

 

授業はとっても楽しかった

 

生徒の反応はいいし、授業をやりながら、生徒にサモア語を教えてもらったりと、授業の中でコミュニケーションがとれたから。そして、生徒もとってもいい顔していたから。

 

あとあと聞いた話では、既に自分の授業は週に9コマ入っていたことが明らかになりました。(先に言ってくれよ・・)

 

彼らには「予定」とか「準備」という概念がないのかと思いそうになったけれど、ここはサモアです。

サモアでは当たり前なのかもしれません。日本が「しっかりし過ぎている。」のかもしれません。

ストレス感じることなく、のほほんとやっていければいいかなって思っています。

 

最後に

ちょっと寂しかったこと

 

うちのカレッジのクラス編成はこんな感じです。

 

Year9・・・3クラス

Year10・・・2クラス

Year11・・・2クラス

Year12・・・1クラス

Year13・・・1クラス

 

こんな感じで9クラスあります。

 

学年があがるほどクラスが減ります。

 

なぜかというと「ドロップアウト」です。

 

話を聞いたところ、入学した生徒のうち卒業まで学校に通い続けることができるのは半分にも満たないらしいです。

 

もちろんサモアという国の事情やカレッジを卒業するのが当たり前ではない文化や、家の農業で暮らしている子が多いという状況はあるかもしれません。

 

どうしようもないことも多いかもしれないけど、生徒にとって学校が楽しい場所となって欲しいなぁと思います。

 

自分の任務は・・

理科と数学の指導、教員への指導、理科実験について指導、ワークショップの開催、実験環境の整備、実験マニュアル制作etc

 

ってハード面もソフト面も細かいことは数えだしたら、きっともっとたくさんあります。そしてこれからも増えていくと思います。

 

でも、ただのマンパワーとして終わることなく、自分と関わった生徒がほんの少しでも「学校って楽しい」って思えるお手伝いができたらいいなぁって思います。

その過程において自分が「サモアに来た意味」を見出せたらいいのかなぁなんて思います。

 

 

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