帰国まで1年半になりました。「サモアにおける教育の意味」って
明日は2017年9月21日。
ここはサモア。
2019年3月21日にサモアから出国予定。
「2年間青年海外協力隊としてサモアに行ってきます!」って言ってましたが、正確には少し異なります。
自分は現職教員特別参加制度を利用しているので、帰国後に日本の学校で4月からスムーズに働くために派遣期間が短くなって、「2ヶ月の派遣前訓練を含めて2年間」の派遣です。つまりサモア滞在は1年8ヶ月。そして2ヶ月が経過して、今に至ります。
つまり、サモアでの生活も残り1年半です。
心境としては
「あと1年半しかないやん!短過ぎないか?」
と感じているので、サモアのことが好きで、楽しく暮らせているのかなぁって思います。
でも、そんなこと考えていると焦ってパニックになってしまうので
「まだ1年半もあるやん」って捉えてゆったりやっていこうと思います。
活動について
①この2週間でやってみたこと
・いろんな授業の見学
・Year9(日本の中2に相当)に対して理科の授業
・数学や理科の授業に混じって、机間指導の補助
・化学の実験のサポート
↓↓こんな感じでBTB溶液の使い方を一緒に考えて予備実験したり
実際に生徒にも実験をトライしてもらうようにしたり
↓↓スモールスケールでの水素爆発
生徒も先生も楽しそうにやっていました。
どこまで意味を理解してもらえているかは分かりませんが・・・
でも、先生も「他にも一緒に手伝ってくれ!」みたいな雰囲気はあったので、これから徐々にやっていこうかなって思います。
②校長先生と話して決まりつつある、とりあえず10月くらいからやるであろうこと
・理科室設置の手伝い
(理科室の設置が決定!)
・実験器具の整備と使い方マニュアル作成
・実験マニュアル作成
・実験の講習会(だいぶ先になる気がする)
・Year12,13(高校2、3年レベル)化学の授業の補助
③個人的にこんなこともやってみたいなぁ
書いたらめっちゃ長くなったので、これは後日。
今後の見通し
今、うちのカレッジには理科教員として
生物の専門が2人、化学、物理の専任はいません。
シニアレベル(高校2、3年相当)生物の先生が化学も行っており、なかなか苦しんでいる状況です。(上の写真に写っているプレ先生)
ちなみに物理は開講されていない状況です。
これまでシニアレベルの理科を開講するのがなかなか難しい状況があったようです。
理由は教員がいないことと、生徒が理科を選択しないこと。
しかし次年度は理科を選択している生徒もおり、開講されるようです。
昨日プレ先生から、
「来年度一緒に化学、物理をやりたい。その1年でなんとかHiroが日本に帰った後も化学や物理を教えられるようになりたい。」
そして校長先生も同じような考えを持っている様子。
びっくりしました。自分が帰国してからのことまでしっかり考えてくれている。
普段はプレ先生、冗談ばっかり言うのです。
「明日病気になるから授業よろしく」
みたいな感じで。
でも、専門ではない科目に対しても分からない部分を自分に聞きながら、ときには適当に誤摩化しながら取り組んでいる。
日本で化学と物理を数年かじっていた程度の自分からたまに学ぼうとしてくれている。
こんなちっぽけな自分に何ができるかは分かりません。
ただ、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、自分にもサモアでできることがあるかもしれない。
プレ先生や校長先生と話してそんなことを感じました。
継続的に理科の指導を行っていけるような具体的な方法については、追々まとめていきたいと思います。
サモアにおける教育の目的
最近ぼーっと考えていることです。
根本的に、サモアにおける「教育の目的」が何かまだ見出せていません。
だから、教員の態度、生徒の態度に対して戸惑うこともたくさんあります。
きっと「サモアにおける教育の意味」や、「どんな人がどうやって先生になっているか」、「教員として働く理由」、「教員として働く楽しさとは何か」
サモアの人達がこの辺りをどう考えているかが見えてこれば、もう少しサモア学校のことが見えてくるのかな。
焦らずまったり。
生徒とも、先生とも徐々にいい関係づくりをしていきたいと思います。
だってまだ
「1年半もあるんだから」
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