サモアのお葬式に参加して感じた「生きる」ということ。
Malo!!
2017年も残すところあと1日。
この1年。思い返せば本当にいろいろなことがありました。
1月〜3月は愛知県で高校3年生の担任として、教え子達の高校生活ラストスパートの熱い時間をともに過ごし、彼らを次のステージへ送り出し・・・
4月〜6月は駒ヶ根の訓練所へ入所し、素敵な人たちからたくさん学ぶことができ・・・
7月末には、サモアという自分の次のステージへ本当に多くの人から送り出してもらえました。
あれから月日が流れること5月。新しい1年が始まろうとしている。
住む場所も変わり、多くの人に出会い、めまぐるしい1年であったけれど、本当に楽しい1年でした。
きっと常に自分がやりたいことを追求できたからだと思います。
お葬式に参列
そんな中、昨日大切な人のお葬式に参列してきました。
亡くなられたのは、パタビレッジと呼ばれるサモアにある小さな村の牧師さんの奥さん。
このビレッジはサモア到着直後に1週間ビレッジステイをさせていただいた村です。
彼女は僕たちJICAボランティア受入の管理や、ステイ期間を充実させてくれるためのコーディネイトをしてくださりました。
そんな彼女の訃報が届いたとき、信じられない気持ちでいっぱいでした。
44歳という若さで、子どももまだ小さいのに。
首都で偶然会った時もあんなに元気そうだったのに。
いろんな感情がかけめぐりました。
そして昨日お葬式に参列させていただきましたが、村中の人や海外からの親戚等も集まっており、2〜300人くらいは参列していたと思います。
村の中心的な存在であり、誰からも愛されて幸せな人生を送られていたことが伝わってきました。
そんな中、村のある女の子と話していたときに。
「She passed away because of doctor…」
(彼女が亡くなったのは医者に原因がある)
というフレーズを耳にしました。
彼女は「デング熱」を発症し、点滴等で治療を始めた途端に様態が悪化して倒れてしまったと。
村の中学生くらいの女の子からのみの情報なので、どこまで正確かは分かりません。
実際適切な治療であったのではないかとも思います。
でも、もし別の形で治療ができていたら・・・
何か気づかなければならない他の要因があったのに見逃していたとしたら・・・
などと、医者でも医療の専門家でもないのに考えて1人やるせない気持ちになっていました。
そして葬儀が終わり、お別れと感謝の気持ちを告げ、自分の村へ帰りました。
「生きる」ということ
今回の一件で改めて考えました。
「生きる」ということ。
何気ない日常を過ごしていると、生きているのが当たり前と錯覚してしまいます。
しかし、身近な人の死を目の当たりにして、「生きていることには特別な意味がある」と感じました。
じゃあ自分にとってのその「意味」はなんなのか。
自分は「意味」は後付けされるものと考えています。
はっきり言って今生きている意味はちょっとよく分かりません。
でも、過去の出来事を振り返ってみると、ブログタイトル通り「笑顔で元気」な自分や仲間がそこにはいました。それだけで十分な気がするんですね。
そのときの自分は意味なんか考えずにがむしゃらに目の前のことに取り組んでいただけです。
ただ、改めて振り返ったときに、初めてそこに大きな意味が存在していたことに気づく。
きっとその繰り返しなのかなって。
だから今生きている意味が曖昧でも、目の前の大切な人達、日本にいる大切な人達が「いつも笑顔で元気」に過ごせるように行動していけば、きっとそこに大きな「意味」が後付けされる。そんな気がします。
もっぱら自分の場合はその意味はブログタイトルにあるような、「いつも笑顔で元気」に自分も仲間も過ごすこと。に収束することが多いですけどね。
大きな成果を求めて、身の丈に合わない行動をするのは自分にとっては難しい。
だからこれからも、身近な人のために、自分ができること、自分がやっていて楽しいことを継続してやり続ける。
そうすればきっと後からその行動の意味は見えてくるのかなぁって思います。
大きなことはできないけれども、続けることは自分にはできる。
それが自分の生き方なのかもしれません。
抽象的な話になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
2018年も肩肘張らずにまったり自分のペースでやっていきたいと思います!
それではみなさんよいお年を!
Fa soifua!!
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