サモアの伝統0円料理「ウム」〜便利すぎる世の中だけど〜
Malo!!
今日はサモアの伝統料理法の「ウム」を紹介します。
ウム料理はサモアの蒸し料理です。
我が家では日曜日によく行われます。
それではサモアの1時間クッキングのお時間です!
まずは石を加熱します。
これ、ハンパなく熱いっす。
そしてこれを平らに広げます
さすがに熱すぎるので長い棒を使ってますね。
なんなら熱過ぎて気の棒がバーニングしています。
そしてその上に食材をのせます。
本日の我が家の食材はウル(ブレッドフルーツ)とバナナです。
調子いいときは魚や、タロイモなどを入れるときもあります。
その上にハンパなく熱い石をのせます。
そっから蒸すためにバナナの葉を大量に被せます。
待つこと30分。
いよいよオープンです。
熱すぎてバナナの葉もしわくちゃっすわ。
この熱すぎる葉を彼らは素手でオープンしていきました。
「端っこは熱くないんだ!」って言ってたのでトライしてみたけど、マジで熱すぎて2秒で諦めました。
オープンした様子はこんな感じ。
ちょっとやりすぎたらしく、焦げていました。
そしてら彼らはこの蒸し焼き直後のあっつあつのウルをも素手でいきました。
「あっちい!あっちい」とお手玉みたいな感じで。
トングっぽいものを渡そうとしたら
「サモアんスタイル」と言われて素手で継続していました。
火傷を恐れずともサモアのスタイルを貫く彼らの愛国心に敬意を表します。
そして出来上がったウルはこんな感じ。
味の雰囲気的には甘みがあんまりないさつまいもみたいな感じでしょうか。
個人的には結構好きです。
調子いいときは、ウルにココナッツクリームをかけて食べたりもします。
いかがでしょうか。ウム料理。
材料は全て庭に生えているものなので無料。
また光熱費も無料。
とってもエコでリーズナブルなウム料理。
最初にこの料理法を思いついた人のアイデアはどっからでてきたか、本当に疑問です。
きっと彼らの、身のまわりに存在するものだけで、生き抜こうとする熱意から生まれたのでしょう。
便利すぎる世の中だけれど、自然から得られるものだけで生き抜く生活もなかなか面白いものですね。
でも、実際サモアでも世界の科学技術の進歩によって世の中いろいろなものが便利になっています。
理科教員として、科学技術の意味や、原理を考えることが多いのですが、この「ウム」料理のように科学技術を勉強していなくても「伝統文化」を踏襲することで、美味しい素敵な料理が食べられる。
理科教育として何をどう伝えていくことがベストなのか・・・永遠の課題ですね。
みなさんもご家庭でサモアの「ウム」料理、是非試してみてはいかがでしょうか。
それではまた会う日まで!
Fa soifua!
ブログランキング参加しています。
よかったらポチッとお願いします↓↓
[http://
にほんブログ村:title]