サモアのカカオ「koko」〜何気ない日常にも楽しみを〜
Malo!!
突然ですがみなさん、カカオと聞いて何をイメージしますか?
多くの人が「チョコレート」をイメージするのではないでしょうか。
サモアでは少し違います。
今日はカカオ(サモア語でkoko)のサモア流クッキングを紹介します!
チャララ チャッ チャッ チャッ♪
チャララ チャッ チャッ チャッ♪
チャララ チャッ チャッ チャ・・・・・♪
(キューピーの3分間クッキング♪)
まずはカカオを採取しに行きます。レッツゴー!
カカオ発見!!
こんな感じで木に成っています。
高いところにある実は木に登って採ったりもします。
いっぱい採れた!
熟し具合によって色が違ってカラフルなんです。
これらをナイフでパカッとオープンします。
なんかサナギみたいなのがでてきましたね。。。
この白いサナギの中にカカオ豆が眠っております。
次にサナギを弱火でじっくり加熱します。
じっくり加熱するとこんな感じにカカオ豆が姿を現してきます。
途中子ども達が燃えかすを頬に塗りあってじゃれています。
なんでもないようなことだけど、本当に楽しそうでした。
そしてこのお豆ちゃん達をタノアと呼ばれる器に移します。
そしてひたすらつぶします。
ペースト状になったら程よいでしょう。
調理終了!!!
調理時間およそ3時間。
キューピーの3時間クッキングですね。
あとはこのカカオペーストを自由に料理に使います。
そのまま食べてみたら100%カカオのビターチョコレートと同じような味がしました。
砂糖とお湯で溶かすと「Koko Samoa」と呼ばれるココアみたいな飲み物になります。
さらにこの「Koko Samoa」にご飯をぶち込んだら「Koko alaisa」と呼ばれるココアご飯の完成です。
味は・・・ココアにご飯がぶち込まれた味です。
正直初めはココアとご飯って相性悪いやろ・・・と思っていました。
しかしある日、究極に空腹時のときにワクワクしながら晩ご飯を待っていたら、食卓には「Koko alaisa」のみでした。
一瞬愕然としましたが、空腹は味覚を変えました。
「あれ、Koko alaisaってこんなに美味かったっけ?」
それ以来、「Koko alaisa」が好きになっていきました。
多くの隊員は「Koko alaisa」はちょっと無理だなぁって言いますが、今の僕には美味しい料理です。
ある隊員からは味覚障害だと言われましたが・・・
というより、サモアで結構偏った食事で、出されたものを食べるしかない生活環境だと、全てのものが美味しく感じますね。
僕の持論では「これは美味い!」と信じ込んで食べれば、たいていのものは美味しく感じられます。
食べ物だけに限らず、勉強や遊び、活動など全てのことに応用できるのかなぁと思います。
「本当に意味あるのかなぁ」と思う活動も、「これは楽しくなる!」と思い込んで動いてみると、案外周りの人も楽しそうにしてるもんです。
不味いものも「美味い!」と思って食べる。
つまらないことも「楽しい!」と思って動く。
モヤモヤしているときも「俺は幸せだ!」と開き直る。
そんな風に考えていると、たいていのことはうまくいく気がするんですね。
と言いつつも限界があって、無理している自分に気づくことも多々あります。
不味いものは不味いし・・・
つまらなさすぎて楽しいと思えない・・・
どう考えても今は幸せではない・・・
そんなときこそ「なんで楽しくないのか」、「どうやったら楽しくなるかなぁ」と考えるいいチャンスと思ってゆったり考えています。
そんな繰り返しで自分にとっての「楽しさ」や「幸せ」の定義を明確にして、それらを追い求めて、いつも笑顔で元気に過ごしていけたらなぁと思います。
きっとそんなときは周りのサモアの人達も楽しんでくれてると思うんです。
カカオクッキングという何気ないことでも、じゃれ合って楽しむ子ども達みたいに、日常の何気ない何かにもっと楽しさを見出していけたらなぁと思います。
それではまた会う日まで
Fa soifua!!
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